「旅のうねうね」
旅マンガエッセイって面白い。
私がもう少し画力をつけたら旅マンガエッセイをかけるかもしれない。なんだか俄然やる気が出てきた。
そして、作者のようにちょっと中国語ができれば、旅はもっと楽しくなるのかなぁと思った。
私の友達が「言語は前進か後退しかない。現状維持はない」と言っていた。確かに、大学で単位を取っただけのドイツ語もフランス語も今では記憶の彼方だ。かろうじてハングルは韓国ドラマをたまに見るので覚えている。
中国語まで手を出したらだめだろうか。いや、いいよね。忘れない程度の頻度で台湾に行けってことだよね。そう言って旅に出る口実を作ってるような気もする。
本の所々に作者が敬愛する旅名人の、旅のことばが挟み込んである。その中でも高見順の「旅」から引用した文がなかなかよかった。
"ではしばらく失礼をいたします
さようなら忙しいみなさん"
うんうん。
私ももうすぐ「さようなら忙しいみなさん」って言って旅に出てやるんだ。