「そして、ぼくは旅に出た。はじまりの森ノースウッズ」
大竹英洋

30代中盤で自分の人生のテーマみたいなのが分かってきたというか、決まってきたところがある。私の場合は「旅とごはん」なのだけど、そんな人生のテーマを発見するに至るまでには最初の大きなきっかけがあったはずなのだ。
写真家として活躍している大竹さんにとっての"大きなきっかけ"は、大学卒業と同時にノースウッズに行き、カヌーを漕ぎながら五感で自然を感じた旅。それがあったから今があるのだろう。さらに言うと、大学時代にワンダーフォーゲル部に入っていたことが、大きなきっかけに繋がる基礎部分でもあったはず。
そう思うと、私も大学1年の19歳の時に初めてパスポートを取り、その当時入部していた探検部のメンバーとベトナム縦断をしたことが、基礎部分。それがあったからこそ、私の人生における大きなきっかけである「日本一周」が私の旅の源流点になっているのだと思う。確かに、忘れられないし、忘れようもない。それからは「世界一周」「ニュージーランドへのワーキングホリデー」を経験し、どんどん旅のある人生にシフトしていったのだ。
そして今言えることは、若い時だけがきっかけの始まりではないということ。何歳でも、どんなタイミングでも、チャレンジは始めていい。ワクワクする日々をまた自分で作っていけるのだ。