はらぺこ本の虫

読んだ本をゆるーくご紹介。ジューシーな文章が大好物です。

2024-01-01から1年間の記事一覧

ぼくの出会ったアラスカ

「ぼくの出会ったアラスカ」 星野道夫 今年の春に東北・岩手に引っ越してきた。そして今は初めての冬。出勤時、車のモニターに「外気温−4℃」と表示さるのにもだいぶ慣れてきた。はっきり言って寒い。しかし、氷に閉ざされた世界ではない。キラキラと霜が太陽…

世界中で迷子になって

「世界中で迷子になって」 角田光代 人から聞く旅の話は面白い。特に角田さんはアジア限定とかヨーロッパ限定ではなくどこでも行くから面白い。 1967年生まれということは、私とは20歳近く年が離れている。しかし私が旅をし始めた頃と同じように、道に迷い、…

SNOOPY COMIC SELECTION 50’s

「SNOOPY COMIC SELECTION 50’s」 チャールズ・M・シュルツ 谷川俊太郎(訳) 初期のチャーリーブラウンが丸々しててとてもかわいい。元々の英語の原文を残して、訳を枠の下に書く作りになっているので、英語の勉強の息抜きになりそうな一冊。

なかなか暮れない夏の夕暮れ

「なかなか暮れない夏の夕暮れ」 江國香織 自分以外はみんな他人。きょうだいも、夫婦も、親子も。わかってるつもりなのに、一緒にいれば混ざり合える気がしてしまう。同じ考えになれる気がしてしまう。本当は全然そんなことないのに。 それでも誰かと一緒に…

ベトナムで見つけた

「ベトナムで見つけた」 杉浦さやか 1999年にベトナムを旅した著者の絵日記エッセイ。写真もあってイラストもたっぷり描かれているから、さくっと楽しく読める。 最近、会社にベトナムの女の子が入社してきた。よく笑いよくしゃべり、とってもかわいらしい。…

躁鬱大学

「躁鬱大学」 坂口恭平 なんだ、私か。 10年前にこの本に出会いたかった。いや、この本が出版されたのが令和5年なので実際は無理なのだけど。 この繰り返す気持ちの浮き沈みの波をどうしていったらいいのか、とずっと考えていた。でもどうすることもできない…

恋するように旅をして

「恋するように旅をして」 角田光代 角田さんの書く旅のエッセイがおもしろいと認識してから、今までほぼノーマークだった角田さんを意識するようになった。私もひとり旅をよくするので、ひとりの楽しさと心細さを、わかるわかる、と頷きながら読んでいた。 …

女おとな旅ノート

「女おとな旅ノート」 堀川波 イラストでこんなにかわいく旅を表現できる人に憧れる。 旅先でのスケッチもラフだけどすごくよくて、写真では伝わりきれない自分の気持ちを残せる。やってみようかな。 私も一時期は旅ノートをつけていたけれど、最近はスマホ…

Land Land Land 旅するA to Z

「Land Land Land 旅するA to Z」 岡尾美代子 これは本棚のお気に入りコーナーに入れるしかない。 エッセイを読むのに疲れた時、圧倒されるほどの写真を見て自分のちっぽけさに気づいてしまった時、日常がつまらなくなった時、そんな時にこの本を再び開こう…

雪だるまの雪子ちゃん

「雪だるまの雪子ちゃん」 江國香織 雪子ちゃんは野生の雪だるま。凛とした(しようと努力している)レディ。ひとりで暮らしている。 この物語の中では野生の雪だるまを見るのはまれなことらしいけれど、大人たちはみんな扱いを心得ていて嬉しくなる。嫌な人は…

最低で最高の本屋

「最低で最高の本屋」 松浦弥太郎 作者近影を見る限りでは、松浦さんは40〜50代くらいに見える。若い頃はどんな雰囲気だったのだろう。エッセイの中に出てくる「僕」は何歳くらいの松浦さんだったのかをぼんやりと想像しながら読んでいた。 なぜかいつも20〜…

本当にはじめての遠野物語

「本当にはじめての遠野物語」 富川岳 『戦慄せしめよ』 でかでかとした文字で見開きにドドン、と書かれていた。 これに、ふふ、と笑えたのは、私が遠野物語に接するのが初めてではないからだと思う。水木しげる先生のマンガで遠野物語を読んだし、遠野物語…

Think Simple アップルを生み出す熱狂的哲学

「Think Simple アップルを生み出す熱狂的哲学」 ケン・シーガル アップル創業者スティーブ・ジョブズとともに働いてきた著者が、すぐそばで見ていた者の視点で語る、アップル社とジョブズについての話。 「シンプルの杖で叩く」 この言葉がキーワード。 何…

たまには世界のどこかでふたりっぷ

「たまには世界のどこかでふたりっぷ」 ひとりっP 地曳いく子 ひとりっぷシリーズの一冊。2020年のコロナ真っ最中に発行された本書。県外移動が制限されていた時期もあったなぁと思いながら、アフターコロナの世界が来てくれてよかったと2024年の今、読んで…